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ユダヤ富裕層13歳までに学ぶお金のルール
川口 幸子
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お金に対する考え方のルール

日本と欧米とでは文化の面でさまざまな違いが見られますが、お金に対しても考え方は異なります。そして、子供の頃からお金についてどのように教えられてきたかによって、その後のお金の扱い方にも差が出てきます。まずはお金に対する考え方のルールとして5つ挙げます。

お金を汚いのではなく大切なものだと考える

日本ではお金の話をするのは良くないことという感覚があるのではないでしょうか。子供にも日常的にお金の話をするのがユダヤ流です。

お金についてオープンに話す

夫婦の間ですらお金の話をしないのが日本です。大切な相手にこそお金の話を隠さないことが大切であり、たとえ孫にでも「内緒のお小遣い」は渡さないのがユダヤ流です。

お金をそのまま放っておかない

入ってきたお金をすぐに分類するのがユダヤ流です。働いてきてお金が入ってきたとき、多くの人は銀行にそのままにしておき、必要な分を引き出して使っていると思います。すぐに使わないお金は働かせて増やすのが当たり前であり、投資について知らない方が危険です。ユダヤ人にとって投資の知識は身を守るために必要なものでした。

夢を叶えるために必要なお金を見える化する

ユダヤ系欧米人の習慣に、自分の夢から逆算してやるべきことを考えるということがあります。自分のライフプランを明確にしておくことは「将来こんなことがやりたい」という夢を実現するためにとても重要なことです。そしてその夢を実現するために、その時点でお金がいくらあればいいのかを考えてみてください。

自分のお金の使い方を見える化する

お金に関する日記をつけ、お金の使い方を把握しましょう。そうすることで改善点も自然と見えてきます。

お金の分け方のルール

多くの日本人は、入ってきたお金を銀行に預金しています。ただ、それだけでは超低金利の今、お金は眠ったままで働いてくれません。投資は難しそうで踏み出せないという人もいるでしょう。そんな不安をなくし、お金を増やしていくために、まず今あるお金を正しく分類して管理することから始めてみましょう。

時間軸でお金を分ける

ユダヤ系欧米人の間では、入ってきたお金を分けて管理することを子供の頃から一般的に行っています。欧米には「ひとつのカゴにタマゴを盛るな」ということわざが伝えられており、これは日本でも相場格言として有名になっています。分散投資をしてリスクに備えよという意味です。まずは「すぐ使うお金(短期)」と「しばらく使わない(中長期)」に分けましょう。

お金の置き場所を分ける

お金を時間軸で分けたら、それぞれを正しい置き場所に配置します。安全性の高い場所に預けるのか、収益性の高いものに預けるのか、置き場所も時間軸によって変わってきます。中長期のお金はすぐに使えない場所に置くのがポイントです。

通貨を分ける

お金の価値は不変ではありません。短期で使うお金はすぐに使える円として持っているとしても、中長期のお金については、米ドルや豪ドル、金などさまざまな金融資産に分散して持っておくと将来的に強い味方になってくれるはずです。

付き合う相手によって分ける

みなさんの周りには沢山の人がいます。様々な人との付き合いの中で、一緒に食事をしたり、どこかに出かけたり、プレゼントをしたりとお金を使うシーンが出てきます。この人に対して使うお金にも、その配分を定期的に見直してください。相手との距離感に応じて使うお金を分けるのがユダヤ流です。

分けたお金の一部は社会貢献に使う

寄付ですら周りを気にするのが日本人ですが、ユダヤ人にとって寄付は当たり前のことです。お金以上に大きな価値を手に入れることができるようになります。

お金の使い方のルール

ユダヤ系欧米人と日本人とでは、お金の使い方についても考え方に違いが見られます。お金を使う際にどんなことに重視するかによって、結果としてお金が貯まっていくかどうか決まります。

天引きした後にお金を使う

毎月少しずつお金は貯められているから、使わなかった分はそのまま普通預金に預けておこうと考える人が多くいます。しかしこれではお金を貯めることができません。第2章でお伝えしたようにお金を時間軸に沿って分け、中長期のお金は投資に回すということができていれば、使わない間に金利がつきお金を着実に増やしていくことができます。

家族のためにお金を使う

ユダヤ系欧米人は、大切な人がどうしたら喜ぶかということを常に念頭において暮らしています。相手に感謝の思いを伝える機会をなるべく多く作ることを重要視しています。だからこそお金を稼ぐことや増やすことが必要であり、しっかり自己管理をして限られた時間で仕事の成果を出そうと考えます。その結果、ビジネスで大きな成果を残せるようになるのです。

治療より予防にお金を使う

健康に対しても先に投資しておくのがユダヤ流です。自分の国を持たず、さまざまな地で迫害などの危険にさらされてきたユダヤ人は、先々のリスクに備える力を身につけてきました。その備えのひとつに、健康に対しても先に投資しておくという考え方があります。病気になると仕事を休むことになり、治療費が高額になるなど将来やりたいことのために貯めていたお金を使わざるを得なくなるかもしれません。そうならないために、食事や運動に気を使った生活をしています。

友達にお金は貸さない

ユダヤ人はお金の貸し借りには非常に慎重です。ユダヤ人は迫害の歴史の中で、理由もなく財産を奪われてしまうことがよくありました。そんな経験から、銀行のシステムを生み出します。日本では、友達とのお金の貸し借りにどんなデメリットがあるかという話や、銀行の仕組みなどについて学校で教えることはほとんどありませんでした。友達とのお金の貸し借りもこっそりと行われて、なかなか返ってこなくてもあまり強く言えない。そんなことから人間関係が壊れてしまった人はごまんといます。お金とはどういうものなのか、どう扱うべきなのか家族や友達とオープンに話し合えるようになればいいなと思います。

見栄のためにお金を使わない

「お金持ちアピールは無意味」と考えるのがユダヤ流です。お金に余裕のあることを他人にアピールするために、高いものを身につける。これはお金の使い方としてまったく意味のないことだとユダヤ系欧米人は知っています。自分の持ち物で満足できる人だけが豊かな人生を送ります。きらびやかな生活に憧れるのではなく、本当に自分がやりたいことに向かって、大切な時間やお金を使っていただきたいと思います。

お金を増やすためのルール

将来のために使うお金を分けて先取り貯蓄ができたら、次はそれをどう増やしていくか考えていきます。そのときにまず必要なのは、投資の細かいテクニックではありません。先に身に着けておきたいのが、お金を増やすマインドです。

何のために増やすのか、具体的な目的を設定する

日本式のお小遣いは、毎月決まった額をもらっていた人が多いと思います。ユダヤ流のお小遣いは目的から考えさせ、貯め方も自分で考えさせられます。本当にやりたいことを目的にする。これがお金を増やしていくコツであり、仕事での成長にも通じる姿勢です。

お金についての漠然とした意識を捨てる

小学校でお金の稼ぐ意味を学ばせるのがユダヤ流です。小学校に入ると、お店やさんごっこは授業の中で展開され、お金の仕組みやお金についての考え方をより深く学べるようになります。子供たちは楽しみながらお金を稼ぐこと、使うこと、増やすことを学んだのです。

収入が増えても生活を変えない

儲かっても生活を変えないのがユダヤ人の生き抜く知恵です。ユダヤ人はさまざまな国で商売がうまく行って儲かるときもあれば、迫害されてお金を強奪されることもある、そんな大きな波の中で生き抜いてきました。今のビジネス社会も変化が激しくなっています。使ってしまうのは簡単ですが、増えたお金は投資や貯蓄に回して将来に備えるようにしてください。

お金を働かせるためのルール

投資とはいったいどのようなものなのか、基礎を知らずに間違ったところに預けてしまうと、お金はうまく働きません。基本的な知識と考え方をお伝えします。

 複利と金利を味方につける

 ユダヤ人は子どもでも知っているのに日本では大人も知らないことが多いです。複利を使えば1億円以上も実現できます。すぐに使うお金は銀行預金などすぐに下せる場所に置き、中長期的な目的のお金は複利の力を利用して運用するのが鉄則です。利益を最大限に出すための基本は「長期的に、複利の商品で、金利が高いもの」を選ぶということです。

 時間を味方につける

 皆さんにやっていただきたいのは「時間×複利×金利」を利用して、長期的にお金を増やすということです。25歳から毎月3万円ずつ、つまり年間36万円を運用に回しそれを続けていくだけでも50歳や60歳になった頃には数千万円、あるいは億単位のお金になっている可能性があります。

 物価とお金の価値の関係を知る

 物価が上がるということはお金の価値が下がっているということです。モノやサービスの値段が上がっているときには、みなさん持っているお金の価値が下がっているときです。

 投資はしても投機はしない

短期間で売買するのは投機です。投機はギャンブルに近いもので、一瞬で大きなお金を失うリスクをはらみます。将来のためにお金を増やしたいなら投機は向かないです。そして投機には手を出さないのがユダヤ流です。

お金の育成期と維持期のルール

お金には、育成期と維持期があります。自分の人生設計に合わせて、どこを育成期のゴールとするかが大切です。ここではどのようなことを意識すればよいのか解説します。

 働けるときには働いて稼ぐ

 身体や頭は動かせるうちに最大限活用するのがユダヤ流です。お金には、育成期と維持期があります。育成期は、得た収入を運用してお金を増やす時期。維持期は、増やしたお金を維持していく時期です。いつまで働くか今のうちにイメージし、今できることしっかり頑張ることが大切です。

 お金の育成期には運用に回すことを恐れない

 日本人は預金をやたらと重視します。ユダヤ人にとって銀行に大金を預けるのは意味不明です。得たお金の一部は長期に投資して運用するのが、欧米ではスタンダードです。ボーナスなどの臨時収入もなかったものとして投資に回すことが鉄則です。

退職後の生活費を見積もる

年金はないものとして考えるのが無難であり、若いうちに準備をできるかどうかが重要です。そして、お金の維持期に入ったらそこからはなるべくお金を減らさないようにします。ユダヤ系欧米人の間では「4%ルール」という言葉があります。お金を複利で4%くらいの手堅い運用の箱に入れておけば、使いながらもお金は増えていきます。

老後になってから増やすことは考えない

維持期には、育成期のように「今ある資産を何倍にも増やして…」と考える必要はありません。近年、高齢者を狙った詐欺は増え続けています。維持期に大切なのは、増やすことでなくなるべく減らさないということです。投資話にひっかかり大切な資産を失わないように気をつけましょう。

お金を守るためのルール

長期分散投資はお金をリスクから守り、育てるための基本となります。

 できるだけ細かくリスクをイメージする

 お金の増やし方、使い方だけでなく、お金の守り方も大切です。そして常にリスクを想定するのがユダヤ流です。人生は何が起こるか分からないからこそリスクへの備えが必要です。

 自分に適した保険に入る

 ユダヤ人にとってリスクに備えるための保険は不可欠でした。保険にもリスクに応じてさまざまな種類があります。医療保険、入院保障や死亡保険の他、女性特有の病気に備える保険もあります。また自分だけでなく親の認知症や介護にも備えましょう。

 ローンを組むなら「払えなくなる」リスクに備える

 言われるままにローンを組むのは危険です。ローンを組む前にはあらゆるリスクを想定し、必ず返済のシミュレーションをすることが肝心です。また、住宅より投資を優先するのがユダヤ流です。日本では20代でローンを組み、家を購入する人も多くいます。しかしユダヤ系欧米人では20代や30代で家を買おうという人はほとんど見かけません。それは、働いて稼いだお金の一部はローンという借金の返済に使うのではなく、運用した方が先々の安心や幸せにつながると考えているからです。

 お金の相談相手を作る

 お金の専門家と顧問契約を結ぶのがユダヤ流です。株、保険、不動産などトータルで相談できる人を選びましょう。いくつかセミナーを受けてみて、その人の志を感じられるかどうか、また面談をして資産形成についてトータル的な知識を持っているかどうか、じっくり確かめましょう。

お金より大切なものが何か知る

今の若い人は、お金や時間を大切に使っている印象があります。ですがそうした背景の1つには「将来への不安」が大きいからだと言われています。お金があれば余裕ができ、幸せになれると思っている人も多いと思います。しかし欧米と日本ではお金持ちの生き方が違います。欧米のお金持ちは、自分の時間や家族との時間を大切にしています。充実した時間を過ごすために、お金をうまくコントロールし、本当の幸せを見失うことがないようにして頂きたいと思います。

著者
川口 幸子
クラウドコンサルティング株式会社取締役。金融コンサルタント、宅地建物取引士、国際認定コーチ、マネーセミナー講師。
出版社:
秀和システム
出版日:
2023/1/31

※Bibroの要約コンテンツは全て出版社の許諾を受けた上で掲載をしております。

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